ペダルを踏まなくなるその日まで

悲しいけれどいつかは自転車に跨らなくなる日がきます、必ず。世界が認めたジオパークである阿蘇に自走で行けることに感謝しつつパワーをもらいに駆け巡るのが今、私が一番したい事。脚力と気力が尽きるまで。(旧にゃんともじてんさ)

顔面からの転倒事故


ロードに跨っていると 何かトラブルを皆さん多少は越えてきてらっしゃると思いますが、
私も例外ではなく自動車を避ける為の転倒やら路面状況悪化による落車なども経験してきました。

落車のダメージって思った以上にきついモノです。経験している方はおわかりですよね。

今回の転倒ですが、通勤時に自宅から出たばかりの下り坂(自宅前の登坂は10%)で荷物かからみホイールにロックで自爆が原因です。
顔面から転倒し、手、腕、肩の傷と鼻骨骨折、おでこと口腔内の創傷と上顎、下顎あわせて見た目では8本の欠損(口腔内レントゲンではまだ更に数本追加)でかなり酷い怪我となりました。
着用していた服やリュック、バーテープにも血痕が残っててドキッとさせられましたが、
持病の為に血液サラサラにするための薬(ワーファリン)を服用しているにも関わらず、出血多量で命を落とすという最悪のケースの心配もありませんでした。


不思議な事に自宅から出た後~ベッド上で目が覚めるまでの間、脳震盪でも起こしたのでしょうか? 痛みも記憶も全くなく
不幸中の幸いか、自転車に乗ることへの恐怖心などまるでなかったのが、更にラッキーな事です。

目が覚め自分の置かれてる立場を理解した上でまず頭に浮かんだのは、現場に残されているだろう自転車のこと。
次に出勤予定であった勤め先に連絡でした。
人に指摘されるほどの自転車脳ぶりは、土壇場になって無意識に行動することでも証明されてるんですね。
こんな状況であれば、一般的な皆さんはまず頭に何が浮かぶんでしょう。
わかる方いたら教えてください。

職場の皆さんにはシフト面でご迷惑をかけて申し訳ないのですが、今回の事故がきっかけでのいい事も沢山ありました。

社の総務部の方に手続き面でよくして頂いた事、職場の沢山の方に心配して頂いた事、今後の治療の面で昔の仲間を駆使し(以前は、歯科技工士として業界に居たため)協力を仰ぐ際に
20年近くぶりの同窓生とお話ししアドバイスをもらえた事、心許していても仕事でなかなか時間がとれずじまいだった友人との長電話や メール友であった昔ながらの友人とのやり取りや、
別分野でのFBでサポートしてくれる専門家など・・・。
また、今から始める大事な歯の治療を受ける前段階でも、どこへ目を向けても知り合いが尽力してくれてベストな診療を受けれる状況であり・・・と。

その他にも新しい出会いでの素晴らしい方たちとの交流や 事故車のメンテナンスを社員さんにしていただいたり 本当に皆さんに支えていただき感謝すべきことばかりで…。
自身も大きなケガのわりには、足腰に異常なく歩くことも出来るし首から上の痛みだけで食事も何とか取れるし、あとは治療と時間の経過を越えるのみ。

あ、ちなみにたまたま通勤車用のチネリではなく私の愛車のTREK Madone5.2 での事故だったので最悪廃車も頭によぎりましたが、見ていただいた結果前ホイールにフレが生じていたぐらいでした。
シフトのカバーもブーツが裂けて、キャップにもスレ傷があるのでスモールパーツ交換だけで済みそうです。

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大好きな仕事も自転車も釣りも少しの間だけ出来ないでしょうが、皆さんが支えてくれることに感謝して出来ることを楽しみたいと思います。
みなさんも自転車は車両の癖に無防備な乗り物です。何が起きるか、何を起こしてしまうかなんてわかりません。
どうか、気をつけて怪我のないように・・・。