ペダルを踏まなくなるその日まで

悲しいけれどいつかは自転車に跨らなくなる日がきます、必ず。世界が認めたジオパークである阿蘇に自走で行けることに感謝しつつパワーをもらいに駆け巡るのが今、私が一番したい事。脚力と気力が尽きるまで。(旧にゃんともじてんさ)

心無い人と消えたひとつの命


地域猫というかたちや 個人で野良ちゃんに給餌し増えないように去勢、避妊を自腹で施す方もいらっしゃいます。

一方、私の近所の料理店のかたは見境なく餌付けされています。他の近隣のかたの一部の方はよく思ってはいません。
糞尿の問題や増加の問題もあるので当然です。

その反対派のかたが敷地内で猫が倒れてるとうちに助けを求めてきました。『連れて帰ってくれ』と。

( ゚Д゚)ハァ?

料理屋に直接ではなく我が家に回ってくるんですね、そんな相談事が。
そこの家庭に雇われているわけでもなく何の責任も当家にあるわけではありませんが、相手側にとっては言いやすいんでしょう・・・
自分がいかに横暴で逸脱した行為を平気でしているのか判断できない鬼畜です、誰かに咎められたとしてもどこが狂っているのかさえわからないでしょう、
そんな類の人種です。

もう、息もあらく震えた猫は、助かりそうにない状況だったそうです。
両親が我が家に連れ帰り温めるくらいしかできなくて。
私も仕事から帰宅後そのことを聞かされ呆然としました。
様子を見守り就寝前に見に行った時です、、夜中くクッと鳴き声をあげたのを聞きました。

何度か耳にしたこの感覚・・・
亡くなる前に出す声、唸っているのか、最後の力を搾り出しているのか、“さよなら”なのか、“苦しい”なのか?何かいいたいのかはわからないけど

その瞬間『どうか助かって』という祈りから半分諦めに変わりました。
あ、命の期限がつきたんだな、この子。と感じました。
朝みるとその子はもう息が途絶えて苦しみから解放されていました。
おそらくあの声が天にのぼるまえの境界だったんでしょうね。
ペットボトルにお湯入れたりカイロで温めたり擦ってあげるだけでホントに何もしてあげられなかったけど・・・ほんの数時間だったけど私に最後に声かけて逝ってくれました。
野良猫人生で最期にうちへ縁があって来たのできっと生まれかわれるとしたら次は違った姿で…ね。


それにしても、今にも息絶えそうな猫を棒でつつく鬼畜が居ること、無責任な自己満足の行為にで誰かに迷惑をかけていること、それを認識できない人種が世の中にはわんさかいて憤りを感じます。

姿は人間、裕福であっても 私からすると心ない畜生以下です。心が貧しく汚く 自分のことしか考えられないんでしょう。
騙す、利用する側には成下がりたくはない、認識できたとしても心は失いたくない・・・です。

ふっと横をみると元野良猫のうちの子が わたしをじっと見て にゃっ と声なく鳴きます。(サイレントミャウ)
つらいにゃん子がいっぱいお外にいるんだよ、こんな寒い中。シアワセだね、ちゃちゃ、ままと一緒におふとんで寝れて。

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この子との経緯はまた今度じっくりと。