ペダルを踏まなくなるその日まで

悲しいけれどいつかは自転車に跨らなくなる日がきます、必ず。世界が認めたジオパークである阿蘇に自走で行けることに感謝しつつパワーをもらいに駆け巡るのが今、私が一番したい事。脚力と気力が尽きるまで。(旧にゃんともじてんさ)

真夏に震えながらのダウンヒル

第16回サイクルマラソン阿蘇望が開催されました。
大会のHP
朝から雨が降り開会式には晴れ間が見えましたが、雲行きは怪しく・・・。
スタートは8時ですが4峠コースのAコースから順々のスタートなので2峠Bコースの実際のスタートは9時20分頃だったでしょうか・・・

開会式の模様 一旦雨はやんでます。

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この大会には時間制限がありチェックポイントに関門が設けられています。
足きりといわれ時間制限を越えた走者は通行は出来ずに収容されてしまうのです。

大きなトラブルがない限り73km5時間以上かかるこたぁないなと踏んでましたが、スタート時間が遅れようとも足きりの時間が延びるわけではないので
3時間40分で完走しなければいけないことになってます。

阿蘇山頂、草千里ヶ浜にたどり着く前に雨が酷くなり下山の際には雷もドンドン近くなり恐怖MAX状態が続きます。
猪年の特性でしょうか・・・リタイヤしようとも回避しようとも微塵も考えませんでした。
これを乗り切りこの寒さを早く箱石峠でのヒルクライムで身体を暖めたいという願いのみ
へたに回避したとしても雷時は木々の下は危険でしょ?

箱石峠チェックポイントちょっと前

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箱石では雨も和らぎましたがゴール近辺でまた土砂降りの雨に。
スタート地点のアスペクタに戻る際の登坂はボディブローのように脚にきます。
まぁ何とか関門前にゴールにたどり着きました。
4峠のAコースは中止になり午前の部で大会は終わりとなりました。

猛暑の季節にまさかの雷雨で震えながらのダウンヒルになろうとは、想定外でした。
ずぶ濡れになりながらグショグショの状態です。

新しい私のパートナーのてんてん君。(友人が命名、餃子でではありません、てんとう虫かららしいです)
前回のファーストライド記事 ではポジションが出てなくて力半分程度でしたが、

サドルをなじみのモノに交換(新しく装着したセライタリアのSLRフロー サイクルモードにてid match で計測しましたが4~5時間と長距離になるとどうも具合が悪い!)
ハンドル角度をほんの少しアップライト気味に(シフトレバーが外側に広がってしまいますが致し方ないでしょう)
サドルの位置(数値でその通りに再現しましたが、感覚で数ミリ後退させ修正したらピタッときました,前DEROSAと比べるとトップチューブ長が10mmも長くなっているにもかかわらずです、不思議ですね~)
ポジション出しのわかりやすい記事がコチラ
ステムは驚きの50mmです。ハンドルの切れ角が大きいのですがもう慣れました。



ハンドルも下ハンが握れなかったため装着したのが、日本人にあったポジション設定に定評のあるOnebyESUのジェイカーボン サイズはC-C 360mm
360?って驚かれ、実際肩幅をメジャーで計られ納得されました。



ファーストライドから4回5峠、阿蘇望の3日前に会社の走行会で登った草千里ヶ浜

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その5日前に山頂とラピュタを登り2峠越えしてポジションが出てることを再確認し挑んだ初めての阿蘇望、
天気は荒れましたが、これが山というもの。悪条件の中無事に怪我もなく終えたことに安堵しています。

一般の方にも特に女性ウケがいいこの水玉フレーム、かわいいですねーってお声をかけていただくのですがこの意味を理解している方はきっと氷山の一角でしょう。
阿蘇望では、そんなフレームあるんですねーってお声をかけていただいたのですが、その氷山の一角の方々が沢山いらっしゃるんですもの、当然ですよね。
フレームもかわいいんですが、ステムもハンドルもミニサイズで可愛いです。
この阿蘇望でずぶ濡れになって共に頑張ってくれました。
ためし乗りした友人が “硬い!!!”ってほざいてましたが、当然ですよねー
硬いモデルでフレームちっちゃいから更に硬く Racing ZEROですもん。
可愛い顔して芯の強さのあるってなかなか・・・。

優しさと強さは相反するものではないですよね、混在するものです。

強くなければ生きていけない やさしくなければ生きていく資格がない レイモンド・チャンドラー『プレイバック』の名セリフ。

自分自身もそうありたいですね、人として。お疲れ様でしたてんてん君。

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