ペダルを踏まなくなるその日まで

悲しいけれどいつかは自転車に跨らなくなる日がきます、必ず。世界が認めたジオパークである阿蘇に自走で行けることに感謝しつつパワーをもらいに駆け巡るのが今、私が一番したい事。脚力と気力が尽きるまで。(旧にゃんともじてんさ)

反抗期というもの

自分の反抗期って思い出せますか?
私はあまりなかったような自覚はあるけど両親に聞くと『そんな覚えてない!』とか昔過ぎるのでしょうか・・・(汗)
ただ兄が酷かったのでそれを見ていて抑えていたようです。

仕事柄、接客業であるため思春期のお子様達に接する機会が多くあります。

何を問うても面倒くさそうに『あー、あー』『それでいい』『どーでもいい』など親御さんとのやり取りは、声のトーンが低くて
対応も投げやりな感じ。
反抗期であることはうかがい知れるのですが
やっぱり無反応のお客様にご案内するのは楽しくはありません。
その年代に起こる自立の準備段階だから仕方ないと理解はしていますが、なかなか、ね。

先日、反抗期であろう女の子とお母様にご案内したときのことです。
一貫してずーっとそっぽを向いていた子がいまして
あるモノをご提案したときにフッと表情が変わりまして笑顔がこぼれたんです。
その瞬間を見逃さなかったのでそこから間髪いれず流れを主導させていただきました。
その後の空気は、お母様との会話もちょっとピリピリ感が解けてなごやかな雰囲気となったのです。


いろんな子供たちがいます。
親御さんとの距離や育ってきた環境が千差万別であるように同じ子は誰一人存在しません。

子供って私たち大人が思っている以上に“オトナ”だし 思っている以上に”コドモ”なんです。
いつの間にか肉体的にも成熟し、豊かな感受性で物事を捉え消化吸収している
外でフェイクした顔をしてツンケンしていても素の顔はほんとにかわいらしいお嬢さんで
その表情の変化はスローモーションのように私の脳裏に刻まれました。

妙に大人びてる子もいるけど 子供は子供らしい態度や表情をして欲しいと私は思っています。
あの笑顔がどんなに安らぎを与えるか・・・
笑顔は緊張をほぐす魔法のようなツールです。
大人になると心が闇に居ようが社会的ツールとして笑顔を作り出せるけど
まだ器用に立ち振る舞えない子供は心からココロが躍らないと生み出せないコドモです。
オトナがその笑顔を引き出せる環境を作ってあげたい、
私は自身の子を持てなかったので無責任ですが、せめて子供たちと接する時はその目線におりて導いてあげたいと・・・。

素直なかわいい笑顔を眺めてると コチラ側のオトナも心からココロが躍り自然と顔がほころんで笑顔になれるのだから。