ペダルを踏まなくなるその日まで

悲しいけれどいつかは自転車に跨らなくなる日がきます、必ず。世界が認めたジオパークである阿蘇に自走で行けることに感謝しつつパワーをもらいに駆け巡るのが今、私が一番したい事。脚力と気力が尽きるまで。(旧にゃんともじてんさ)

俵山の夕刻

秋は何かとわさわさしている

毎年恒例の栗の渋皮煮やら衣替え、模様替え

冬に向けての準備をしなければいけない

自転車も本格的に寒くなる前に存分に登っておかないと・・・

と、焦る気持ちでいっぱいになる

枯れ芒の美しい俵山に枯れた時刻に登るためにやっつけ仕事をすませた

スタートは4時頃

麓まで25km1時間 登り始めてしばらくするとノネコ?が横切り草むらに隠れた

止まって ねこちゃ~んと呼びかけるとにゃーにゃー返事をして上へ駆け上がっていった・・・

と思ったら駆け下りて姿を見せて足で顔を掻きながらトコトコと下山していった。

猫を見ると立ち止まらずにはいられない・・・。

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この景色を見に来たのだ。

夕刻の山のこの景色を眺めていたいが

暗い夜道は下りたくないので先を急ぐ。

やらなくてはいけないことに追われ過ぎていく休日。

ほんの数時間でも心が解放される瞬間があれば生きて行ける

 

ヒトの休息には2種類あると思う。

① 身体を休める

② 心を休める

私は心を解放しパワーを充電するタイプ 

本当に身体を休めなくてはならないほど枯れてしまう前に心から欲するままに走り続けたい。

5年先はわからない、何をしているのか、どこにいるのか、誰かのために動いているのか、はたして生きているのか?

第3の人生、一番自由な時期なんだろう、大いに謳歌しよう。

 

帰り道少し遠回りして画廊に立ち寄った

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今はこんなに元気になったが、病気で生き続けるのが辛い時期もあった、

いつ死んでもいいと人生を投げていても実際に死を目の前に宣告されると必死にもがこうとする。

自分で意識してなくても魂は生きようと必死になる。それが自分で気持ち悪いと思ったこともある。

ヒトは案外『生』に対して執着し、強く生きるチカラを潜めていると。

後戻りはできない、前を向くしか。

大切な想い出や景色を宝物にして。

この先、身体、家庭の事情での拘束など 自由が奪われるだろう。

プールしておくべき瞬間を探索するべく人生の充電期間かもしれない、今が。

 

距離64km 3時間1分 獲得標高893m

 

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