ペダルを踏まなくなるその日まで

悲しいけれどいつかは自転車に跨らなくなる日がきます、必ず。世界が認めたジオパークである阿蘇に自走で行けることに感謝しつつパワーをもらいに駆け巡るのが今、私が一番したい事。脚力と気力が尽きるまで。(旧にゃんともじてんさ)

親子の背中

自転車が好きというだけで選んだ職場。

休みの日は自転車で山へ行き 仕事では自転車を売る生活。
それがいつ終了するか?どちらが先か?はわからない。
楽しい自転車をご案内して伝えられたらいいと思っている。

今日の一コマでココロがキューと締め付けられた瞬間があった。
3~4歳の幼児車をご購入にこられた3人連れの親子。

決まった自転車を私が抱えて2Fから下ろす前方に 子供の右にお母さん、左にお父さんがそれぞれ手を握って階段を下りていく。
 
夫婦で子供を
私は自転車を

まさしく実生活と同じ。
バツイチ子なしな私が掴むことが出来なかった絆と幸せ。家族愛
その代償として得られた自由
自由は心を満たしてくれる、縛るものは何もないから・・・

背負うものがあると心のおもむくままに行動が出来ない
楽しく過ごせているけれど物理的に獲得が出来ない幸せのカタチを見るとやっぱりキゅーっとして涙が出そうになる。

悔しいとか、悲しいとか寂しいとかじゃなく、優しい愛にふれホッコリ、キュン、羨ましいなって。

脳裏に焼きついて離れない1コマ。
大体名前も知らない一期一会的な方の後姿が多いけど、
私も にじみ出るような優しさに包まれた後姿を、
そして横に共にこの先の人生を歩んでいく人と1つの後姿でありたいと強く願う。